おむつかぶれ

おむつかぶれ

 尿や便の刺激、オムツと肌の摩擦、オムツの中の蒸れなどが原因で、おしりや股間に小さな赤いブツブツができたり、一面が赤くなったりします。便が柔らかいと、特にかぶれやすくなります。乳児の皮膚は非常に弱く、少しこするだけで角質がはがれてしまい、皮膚を守るバリア機能が低下してしまいます。場合によっては、カンジダ症やとびひなどが発症してしまうこともあります。治りが遅い場合には注意が必要です。

疾患の治療法について

①洗う・拭く
常に清潔にしていることが大切です。おしりが汚れたら早めにきれいにしてあげてください。オムツを替えるたびに、おしり拭きできれいにふき取ります。汚れが強い時はできるだけ洗い流しましょう。ただし、ガーゼなどでこすると皮膚を傷つけてしまいます。優しく拭うようにしましょう。

②乾かす
きれいに拭いた後は、良く乾かしましょう。ベビーパウダーは刺激になってしまったり、くびれたところに残ってしまい感染をおこしやすくなりますので、あまりお勧めしません。

③塗る
オムツかぶれ用に処方された軟膏などを塗ります。塗り薬などを使用することで通常1~2週間程度でよくなります。

日常生活の注意点

・オムツ交換をこまめにしてください。
・強くこすらず、優しく拭いてあげましょう。
・治りが遅い場合は、カンジダ症など疑われますから早めに皮膚科を受診しましょう。

よくあるご質問

Q.おむつかぶれを予防するにはどうしたらよいですか?

A.オムツはこまめにに取替えその時に濡れたタオル等で優しくふいてやり30分ぐらいオムツなしで皮膚をしっかり乾燥させてやると良いでしょう。「清潔に」・「乾燥させる」がポイントです。