胼胝腫(たこ)・鶏眼(うおのめ)について
姿勢の悪い歩き方や、足に合わない靴を履き続けていると、足の特定の部分に常に体重がかかってしまいます。これが長く続くと、その部分の皮膚が厚くなっていきます。
胼胝腫(たこ)
固くなった角質がほぼ均一になっていれば、たことなります。うおのめと比較すると、痛みが少ないのもたこの特徴です。
鶏眼(うおのめ)
角質がくさび形に厚くなってくるのが鶏眼(うおのめ)です。くさび型の角質が足に刺さり、神経を刺激するため痛みを伴うのが特徴です。
治療方法
①原因の除去
足の特定部分に圧力がかかってしまうことを避けましょう。足に合わない靴は症状を悪化させてしまうので注意してください。また、大きすぎる靴も、靴の中で足が動いてしまい、逆に刺激が加わっている場合もありますから注意しなければなりません。
圧力のかかる部分にうおのめパッド(スポンジのようなもの)などを貼って圧力がかからないようにすることも効果的です。
②削る
厚くなった角質は削り取ってしまいます。とくに、うおのめは角質をメスで切り取ると痛みは弱くなります。
③足に合う靴を選ぶ
きちんと足のサイズを計測し、サイズに合った靴選びをすることが重要です。また、足の形に合わせた中敷きを作成し、使用することで足全体にバランスよく体重がかかるようにすることも効果的です。また、靴の履き方も注意が必要です。靴のかかとに自分のかかとを合わせて、足が靴の中でずれてしまわないように靴ひもで固定するようにしてください。