喉のお悩みについて
外界と体内をつなぐ大切な器官を
不調や疾患から守りましょう
口は体の入り口であり、口から取り入れた食事や水は、喉を通って体内に運ばれていきます。声を出してコミュニケーションを取ることも、喉の大切な役割といえるでしょう。口や鼻とつながっているため、常に外気やウイルスの影響を受けやすく、頻繁にトラブルが起きやすい器官でもあります。気になる症状や違和感がある際は、些細なことでも遠慮なく当院にご相談ください。
Trouble
このような場合はご相談ください
- 喉が痛い
- 咳が続いている
- 喉が赤く腫れている
- たんが絡みやすい
- 声が出しにくい
- 喉がつまる感じがある
- 声がかすれる
- 喉に違和感がある
Bスポット治療
直接薬を塗り込んで炎症を抑え
喉のさまざまな症状改善をめざします
当院ではBスポット治療(上咽頭擦過療法)を、喉のさまざまなお悩み改善に活用しています。Bスポット治療とは、鼻の奥にある上咽頭に炎症を抑える薬を直接塗り込む治療法です。上咽頭には自律神経が密集しており、炎症を抑えることで、喉の痛みやイガイガ感、慢性的な咽頭炎、喉の違和感や異物感などの改善に効果が期待できます。
主な検査
ファイバーカメラ
先端にカメラが付いた直径3〜4mmほどの細くやわらかい管を鼻腔に入れ、鼻の奥の状態をモニターに映して詳細に観察できます。
先進的な感染症検査
専用カメラで喉の奥を撮影し、画像と問診情報をAIが解析して、感染症の罹患を判定します。鼻の奥に綿棒を入れる必要がありません。
血液検査
喉の症状がある患者様に血液検査を行うことで、症状の原因を特定するとともに、全身への影響の度合いを調べることができます。
代表的な疾患
急性咽頭炎(急性咽喉頭炎)
喉の粘膜が、ウイルスや細菌に感染して炎症を起こしている状態です。喉の痛み、発熱のほか、全身の倦怠感、頭痛、関節痛などを伴います。多くはウイルス感染が原因ですが、細菌の一種の溶連菌に感染すると重症化しやすく、十分な注意が必要です。
急性扁桃炎
喉の左右にある扁桃(扁桃腺)にウイルスや細菌が感染し、急激な炎症が起きている状態です。激しい喉の痛みや高熱を伴い、唾液を飲み込むこともつらく、飲食が困難になることもあります。倦怠感、関節痛、寒気など全身症状、耳の痛みなどを伴うケースも珍しくありません。
扁桃周囲膿瘍
喉の奥の扁桃(扁桃腺)の周囲に細菌が感染し、膿が溜まっている状態です。多くの場合、急性扁桃炎が悪化することで発症します。通常、片側の扁桃だけに起こり、激しい喉の痛みや38度以上の高熱のほか、口の開けづらさや、声がこもるといった症状も伴います。
習慣性扁桃炎
喉の奥にある扁桃(扁桃腺)にウイルスや細菌が感染して、高熱や強い喉の痛みを伴う炎症を、1年に3〜4回以上も繰り返している状態です。繰り返し発症するため、日常生活に支障をきたしやすく、根本的な改善のために扁桃の摘出手術が検討される場合もあります。
扁桃肥大、アデノイド肥大
喉の奥にある扁桃が通常よりも大きい状態です。3〜6歳頃の小児期に大きくなりやすく、6歳頃にピークを迎えた後は、10歳頃までに自然と小さくなっていくことがほとんどです。ただし、呼吸障害や睡眠障害などにより日常生活に支障をきたしている場合は、切除や摘出手術が検討されることもあります。
急性喉頭蓋炎
細菌感染などにより、喉の蓋の役割をしている喉頭蓋が急激に腫れる疾患です。数時間〜半日で急速に悪化し、場合によっては窒息するリスクがあるため、激しい喉の痛みや息苦しさを感じた場合は、一刻も早く救急外来や耳鼻咽喉科を受診してください。
声帯ポリープ
大声を出したり喉を酷使したりすることで、声帯の粘膜に内出血が起こり、血豆(血腫)となって固まっている状態です。声のかすれや喉の違和感、息が漏れるといった症状を伴います。悪性腫瘍ではないため、命に関わることは基本的にはありませんが、ポリープの大きさや状態によって治療法を検討します。
咽喉頭異常感
検査では異常が見つからないにもかかわらず、喉のつかえ、異物感や締めつけ感、圧迫感などを感じる症状の総称です。ストレスや自律神経の乱れが主な原因とされています。一般的な喉の疾患と異なり、食事を飲み込む際には症状を伴わない点が大きな特徴です。
咽頭腫瘍、喉頭腫瘍
喉にできる病変(しこり)の総称です。良性、悪性の両方があり、できた部位や腫瘍のタイプによって、声がれ、喉の違和感や痛み、飲み込みにくさなど、現れる症状が異なります。喫煙、飲酒は最も大きな要因とされており、ヒトパピローマウイルス(HPV)やEBウイルスの関与も指摘されています。
味覚障害
味がわからない、本来とは違う味がする、何も食べていないのに口の中に味を感じるといった症状を伴っている状態です。舌の表面にあって味を感じる味蕾のダメージや亜鉛不足が主な原因ですが、鼻のトラブルの影響でにおいがわからないことで、味がしないと錯覚してしまうケースもあります。
唾石症
唾液を出す唾液腺にカルシウムの塊ができている状態です。食事の際などに唾液が詰まり、顎の下や耳の周りに激しい痛みや腫れが現れます。放置して細菌感染を起こすと、化膿して膿が出たり、高熱が出たりすることがあるため、早めの受診が安心です。
頸部リンパ節炎
首にあるリンパ節は、口や鼻から侵入した病原体をろ過するフィルターの役割を持っています。この頸部リンパ節にウイルスや細菌が感染すると、炎症を起こし、腫れや痛みを伴います。風邪や扁桃炎、むし歯などが原因で一時的に起こることが多い疾患です。
甲状腺腫瘍
喉仏の下にある甲状腺にできる腫瘍の総称です。 自覚症状はほとんどなく、健康診断の超音波検査などで偶然見つかることがよくあります。ほとんどは命に別状がない良性腫瘍ですが、一部に治療が必要となる甲状腺がんも含まれているため、医療機関での検査が必要です。
声枯れ(嗄声)
声がかすれる、声がガラガラ、声が出しづらいといった状態です。喉の奥にある声帯に炎症や腫れ、ポリープなどができることで起こります。一時的な声枯れであれば、1〜2週間程度で改善することがほとんどですが、2週間以上続く場合や、日増しに悪化している場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
咽頭がん
鼻の奥から食道の入り口までの咽頭と呼ばれる部位にできる悪性腫瘍の総称です。発生場所によって、上咽頭、中咽頭、下咽頭に分けられ、それぞれ原因や症状が異なります。初期段階では明らかな症状に乏しく、見過ごされがちですが、喉の痛みやかすれなどが1ヵ月以上続く場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。